低音楽器の歴史①

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2026.03.01

低音楽器の歴史①

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回のテーマは「低音楽器の歴史①」です。

みなさんが普段聴いている音楽には、ほとんどの場合「ベース」や「コントラバス」、オーケストラなら「チューバ」や「チェロ」といった、低い音を出す楽器が入っていますよね。

これらの「低音楽器」は、音楽の土台を支える、なくてはならない存在です。 でも、音楽が生まれた最初から、これらの楽器があったわけではありません。

今回は、音楽が進化する中で、なぜ「低音」が必要になったのか、そしてどんな楽器がその役目を担ってきたのか、その長い歴史を数回に分けて探っていきたいと思います。

音楽の始まりは「モノフォニー」

大昔の音楽は、とてもシンプルでした。 例えば、みんなで同じメロディーを一緒に歌う「斉唱(せいしょう)」です。 このように、メロディーが1つしかない音楽のことを「モノフォニー(単旋律音楽)」と呼びます。

この段階では、「ハーモニー(和音)」という考え方があまりなかったので、特に「低音」を専門に担当する楽器やパートは必要ありませんでした。

「ポリフォニー」の誕生と「低音」の必要性

中世ヨーロッパ(9世紀頃)になると、教会で歌われる「グレゴリオ聖歌」というモノフォニーの音楽から、新しい試みが始まります。 それは、1つのメロディーに対して、別のメロディーを重ねて歌うという試みです。

最初は、元のメロディー(主旋律)に対して、4度や5度下(少し低い音)で、まったく同じ動きをするパートを加える「オルガヌム」という形でした。

これがだんだん複雑になっていき、それぞれのパートが独立したメロディーを同時に歌う「ポリフォニー(多声音楽)」へと発展していきます。

ここで、大きな問題が出てきます。 複数のメロディーが同時に鳴ると、音がぶつかり合って濁ってしまったり、逆に綺麗に響き合ったり(=ハーモニーが生まれる)します。 人々は、「どうせなら綺麗に響かせたい!」と考えるようになりました。

そして、複数のメロディーがバラバラに動いても、全体としてまとまりがあり、美しく響くためには、音楽全体を支える「土台」となる低い音が必要不可欠であることに気づいたのです。

家を建てる時に、しっかりとした「基礎(土台)」がなければ家全体がグラグラになってしまうのと同じで、音楽にも「低音」という基礎が必要になったわけですね。

この「土台」としての役割を、最初は人間の声である「バス(最も低い声域)」や、教会の「パイプオルガン」(特に足で弾くペダル鍵盤)が担うようになりました。

次第に、リュート(ギターの祖先)の仲間で低音を出す楽器や、この後に出てくる「ヴィオール族」という弦楽器が、その役目を担うようになっていきます。

続きは次回かいていきますね

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